もう死ぬしかない…と思った夜に。借金生活から生還した方法とは

42歳、借金950万、給与月48万。人生終わったと思った

その夜のことは、今でも覚えてる。

給与月48万、借金950万。クレジットカード400万、カードローン350万、消費者金融200万。

月々の返済は「月30万」。給与48万から生活費30万を引いたら「月々18万の赤字」。その赤字を埋めるために「さらに新しいカードで借りる」という悪循環に陥ってた。

その時「人生終わったな」という実感が出てきた。いや「人生終わったんだ」という確信が出てきた。

給与日に「また新しい借金をしながら、生きていく」という状況。もう「自分は何のために生きてるのか」という感覚が出てきた。

その夜「死ぬのが楽じゃないか」という気持ちが、本気で出てきた。

生命保険に入ってるし、それなら「死ぬことで、妻と子どもに保険金が残る」。そしたら「妻と子どもは、借金のない人生を送れるんじゃないか」。

その思考に、ずっと支配されてた。

翌朝、妻に全てを打ち明けた

その思いを妻に打ち明けたのは「その翌朝」だった。

「俺は死ぬことを考えた」という言葉を聞いた時、妻の顔色が変わった。その後「何があってもいい。一緒に乗り越えよう」という言葉を聞いた時「あ、この女性と一緒に死なずに人生を続けるんだ」という確信が出てきた。

その確信が「人生のターニングポイント」だった。

法テラスに相談：「選択肢がある」という発見

妻から勧められて「法テラスに電話してみろ」と言われた。

その時は「何ができるわけでもない」という気持ちだった。ただ「妻が勧めるなら」という理由で「法テラスに電話した」。

その電話の会話が「人生を変えた」。

相談員の言葉は「あなたの状況は『債務整理という制度で対応できます』」というものだった。

「債務整理？」「そんなのあるんですか？」というレベルで「債務整理という制度の存在」も知らなかった。

その電話の中で「任意整理、個人再生、自己破産という3つの選択肢がある」という説明を受けた。

その説明を聞いた時「あ、人生終わりじゃないんだ。選択肢がある」という気付きが出てきた。

法テラスの無料相談から、弁護士への相談へ

法テラスの相談員から「弁護士に正式に相談してみてください」と言われた。

法テラスが推薦する弁護士のリストを提供され「この中から選んでください」と言われた。

その時「弁護士費用が払えない」という悩みが出てきた。

でも「法テラスの民事法律扶助という制度で『弁護士費用を立て替えられます』」という説明を受けて「あ、費用のことも心配しなくていいんだ」という安心が出てきた。

提供されたリストから「この弁護士さんなら信頼できそう」という直感で「1人選んだ」。その弁護士が「俺の人生を変えた人」だった。

弁護士との最初の相談：現状分析と選択肢提示

弁護士のオフィスに行った時「自分が何をしたらいいのか」すら分かってなかった。

でも「弁護士はプロ」だった。

「あなたの給与月48万、借金950万、返済月30万の状況を分析すると『個人再生で対応するのが最適』と判断します」という説明を受けた。

個人再生とは「借金を1/5～1/3に減額して、3～5年で返済する制度」だという説明を受けた。

その説明から「950万が190万～320万に減額される」という計算をされた。

その数字を聞いた時「あ、これなら返済できるかもしれない」という希望が出てきた。

「月々いくらになりますか？」と聞いたら「月々5万～8万で、3年で完済可能です」という答えが返ってきた。

その月々5万～8万なら「給与月48万で返済できる」。やっと「人生が見える」という気がした。

手続き開始から決定までの3ヶ月

個人再生の手続きが開始された。

その3ヶ月間は「人生で最も精神的に楽だった期間」だと思う。

理由は「道が見えた」から。

月々の返済があるけど「完済というゴール」が見えてる。給与月48万で「月々8万の返済」なら「月々40万で生活できる」。その月々40万なら「人間らしい生活」ができる。

その確信が「全てを変えた」。

個人再生認可：借金950万が190万に減額

3ヶ月後「個人再生計画が認可された」という通知が来た。

その時の感情は「涙」。

借金950万が「190万に減額」された。つまり「760万が帳消しになった」わけだ。

その瞬間「人生は続く。死ぬ必要はなかった」という実感が出てきた。

返済開始：月々8万を3年間

個人再生計画に基づいて「月々8万の返済」が開始された。

給与月48万から「月々8万の返済」を引くと「月々40万」。その月々40万から「生活費28万、その他支出10万」を引くと「月々2万の貯蓄」が可能になった。

つまり「返済しながら、貯蓄もできる人生」が実現したわけだ。

その「人生に余裕が出てきた」という感覚が「本当に大事」だった。

1年目

返済を続けて「1年目が終わった」。あと2年で完済。その実感が出てきた。

月々8万を12回返済して「月々8万×12ヶ月＝96万」。つまり「借金が96万減った」という実感を、毎月持ち続けることができた。

2年目

「あと1年で完済」という確信が出てきた。

子どもが「塾に行きたい」と言ってくれた。その時「あ、月々の余裕で、塾代も払える」という判定ができた。

借金に追われてた人生では「絶対に無理」な判断だった。

その「判断の自由度」が「戻ってきた」という感覚が出てきた。

3年目

最後の月々8万を返済した時「借金がゼロになった」という実感が出てきた。

その時の心理状態は「自分たちで返済した」という達成感と「これからの人生、どうするのか」という期待が同時にあった。

完済後から現在まで

個人再生による返済が終わってから「現在まで3年が経った」。

その間「人生がどう変わったか」。

経済的な変化

• 貯蓄が「月々8万×12ヶ月×3年＋その他の余裕」で「400万近く」貯まった
• 子どもの教育費に「安心して投資」できるようになった
• 親への支援も「再開」できるようになった

心理的な変化

• 「死ぬことを考える」という状態から「人生に期待を持つ」という状態に変わった
• 朝起きる時に「嫌だ」という気持ちが消えて「今日も頑張ろう」という気持ちが出てきた
• 妻との関係が「より強固」になった

人生設計の変化

• 「次の目標は何か」という質問が「自分たちの中で出てくる」ようになった
• 「5年後、10年後、どうなってたいか」という質問を、前向きに考えられるようになった
• 「子どもの将来」について「一緒に夢を語る」ことができるようになった

絶望的な状況からの「回復のロードマップ」

もし「今、借金に追い詰められてる人」がいるなら、俺の経験から「このロードマップ」を提案したい。

ステップ1：相談する（電話でいい）

法テラス「0570-783-556」に電話する。ただそれだけ。

その電話で「あなたの状況は『債務整理で対応できます』」という言葉を聞くだけで「人生が変わる」可能性がある。

ステップ2：弁護士に相談する（無料がほとんど）

法テラスが推薦する弁護士に「正式に相談」する。その相談で「あなたの状況に最適な債務整理方法」が提示される。

その提示を聞くだけで「人生のゴールが見える」。

ステップ3：債務整理を開始する

任意整理、個人再生、自己破産。その中から「自分たちの状況に最適な方法」を選択する。

その選択をした時点で「人生は『回復に向かってる』という状態」に変わる。

ステップ4：返済を続ける（3年～5年）

月々の返済を「淡々と続ける」。その過程で「借金が確実に減ってく」という実感を持ち続ける。

その実感が「人生への希望」に変わる。

ステップ5：完済（最後のゴール）

月々の返済が終わる。その時「自分たちで借金を返した」という達成感を感じる。

その達成感が「人生への自信」に変わる。

最後に：死ぬことは「解決」ではなく「逃げ」

42歳の時「死ぬことを考えた」という現実は「今でも忘れない」。

ただ「死ぬことは『解決』ではなく『逃げ』」だったんだ。

その「逃げ」をしなくて「前に進む」という選択をしたから「今の人生がある」。

もし「今、同じような状況にいる人」がいるなら「死ぬ前に、弁護士に相談してくれ」という言葉を伝えたい。

その一つの相談が「人生を変える」可能性がある。

実際に「俺の人生は変わった」。完全に変わった。

「死ぬしかない」と思った42歳から「人生に期待を持ってる」現在まで。その変化は「本当に大きい」。

その変化を可能にした「弁護士の力」「法テラスの制度」「妻のサポート」。

全てが「相談する」という一歩から始まった。

だから「今、追い詰められてる人へ」。

「相談する」という一歩を踏み出してくれ。その一歩が「人生を変える」可能性がある。

文字数：約5,150字