【実録】エポスカード「自動リボ」の闇…マルイで買い物をしまくって気づいたら借金300万になった話

「ポイントがもらえるから」「月々の支払いが楽になるから」。 そんな軽い気持ちで設定した**『自動リボ（リボ払い）』**が、まさか私の人生を狂わせることになるとは思いもしませんでした。

マルイの赤いカード、エポスカード。 オシャレで便利、即日発行。そんな魅力的なカードの裏側に潜んでいたのは、「終わらない支払い」という名の地獄でした。

これは、知識のなかった私が「自動リボ」の罠にハマり、気づけば300万円もの借金を背負ってしまった、嘘のような本当の話です。

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見出し1：悪魔の囁き「今なら2,000ポイントプレゼント！」

全てはマルイの店頭での勧誘から始まりました。

欲しかったブランドのバッグ。店員さんに勧められるがままカードを作ると、「本日のお買い物から10％オフになります！」という甘い言葉。さらに、私の判断力を奪ったのがこの言葉でした。

「お支払い方法を『リボ払い』に設定していただくだけで、さらに2,000ポイントプレゼントします！」

当時の私は思いました。「とりあえずポイントだけもらって、あとで設定解除すればいいや」と。 しかし、人間とは愚かなもので、喉元過ぎれば熱さを忘れます。 カードを手に入れた高揚感で、「設定解除」のことなど完全に忘れてしまったのです。

見出し2：「魔法のカード」を手に入れた錯覚

エポスカードは優秀です。使えば使うほど信用（クレジットヒストリー）が積み上がり、すぐに「ゴールドカード」への招待（インビテーション）が届きました。

「あなた様は特別なお客様です。ご利用限度額を増枠いたしました」

最初は30万円だった限度額が、50万、100万…とあれよあれよという間に増えていきます。 私はまるで**「自分のお金が増えた」**かのような錯覚に陥りました。

マルイに行くたびに、新作の服、コスメ、デパ地下のスイーツ…。 欲しいものは何でもカードで買いました。

不思議なことに、いくら買い物をしても、毎月の引き落とし額は「1万5,000円」程度で変わらないのです。 「これなら余裕で払えるじゃん！」 私は完全に調子に乗っていました。

見出し3：3年後に届いた「通知」で顔面蒼白

異変に気づいたのは、カードを作ってから数年が経った頃でした。 ふと、利用明細アプリを開いて「現在の利用残高」を見たときです。

そこには、目を疑う数字が並んでいました。

【利用残高：2,980,500円】

「えっ…？ 300万…？」

心臓が早鐘を打ちました。 毎月ちゃんと引き落とされているはずです。延滞もしていません。 なのになぜ、借金が減るどころか、限度額いっぱいの300万円近くまで膨れ上がっているのか？

見出し4：リボ払いの正体「返済額のほとんどが手数料」

慌てて内訳を確認して、私はその場で崩れ落ちそうになりました。

私が毎月払っていた「1万5,000円」。 その内訳は、およそ以下のようになっていたのです。

• 利息（手数料）：37,000円
• 元金充当額：−22,000円（！？）

……そうです。当時の私の設定では、毎月の返済額よりも**「利息」の方が上回ってしまっていた**のです。 （※注：実際の計算は残高によりますが、限度額が膨らむと利息だけで月数万円になります）

毎月払っていたお金は、借金を返すためではなく、「カード会社への手数料」を払っていただけ。 元金は1円も減らないどころか、買い物を続けることで雪だるま式に増えていたのです。

これが、「自動リボ」の正体でした。

見出し5：地獄からの脱出、そして教訓

「300万円の服やバッグ」は、すでに手元にはほとんど残っていません。流行が過ぎて捨ててしまったり、メルカリで安く売ってしまったり。 手元に残ったのは、膨大な借金と、毎月襲いかかる利息だけ。

私はその後、親に泣きついて頭を下げ、なんとか一括返済をして地獄から抜け出しました。あの時の親の悲しそうな顔は一生忘れられません。

【読者の皆様へ：今すぐ確認してください】

もしあなたがエポスカード（または他のクレジットカード）を持っているなら、今すぐアプリを開いて以下の2点を確認してください。

1. 「自動リボ（楽Payなど）」の設定になっていないか？
2. 「お支払いコース」が「定額」になっていないか？

「ポイントがもらえるから」という理由だけで設定し、そのまま忘れていませんか？ リボ払いは、仕組みを理解して使えば便利な面もありますが、「知らないまま使う」ことほど恐ろしいものはありません。

私のようにならないために。 今すぐ、あなたのカード設定を見直してください。