【体験談】借金370万、任意整理、破産、夜職へ。

― すべてを失って、それでも生きる ―

💔 1. はじまり ― 仕事も金も、気力も消えた2024年秋

2024年10月。
アラームが鳴っても起きられない。
派遣の現場には行けず、「親に連絡しますね」と言われて、終わったと思った。

家では泣きながらスマホを見て、空リプにイライラして、
「借金垢に説教してくんな」なんてポストしてた。
誰も助けてくれないのに、口だけ出す人が多すぎて。

カード請求は見たくもない。
ガスが止まって風呂にも入れない。
でも犬の動画だけは見て泣いた。
—— 現実逃避そのものだった。

💳 2. 任意整理 ― “希望の皮をかぶった地獄”

11月、auペイカード滞納でブラック確定。
「もう任意整理しかない」と弁護士に電話した。

借金370万円 → 月6.6万円の返済プラン。
一瞬、“生きられるかも”と思った。
でも、手元に残るのは10万円。
家賃・光熱費で即死だった。

12月にはガスが止まり、オリコ（保証会社）から電話が連発。
「今月中にお願いします」って何十回も。
家賃もスマホ代も滞納。
それでも弁護士費用だけは払わなきゃいけない。

「詰んだ」って言葉を、リアルに理解した月だった。

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📞 3. 電話の音で泣く ― 2025年1月〜2月

1月。
オリコからの鬼電。
「来月までしか待てません」と言われても、払えない。

弁護士費用も滞り、
「また連絡します」とだけ言って電話を切った。

夜、天井を見つめながら「もう消えてぇ」と呟いた。

2月。
初めて“自己破産”を検索した。
体験談を読んで、
「あ、これ私もいくやつだ」って悟った。

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⚖️ 4. 任意整理の終わり ― 弁護士辞任の電話

3月25日。
弁護士から「今月で辞任です」と電話。
「お金が払えないから、もう無理」と言われた。

その瞬間、世界が静かになった。
涙は出なかった。もう、出し切ってた。

浪費と推し活と現実逃避でできた370万。
馬鹿みたい。でも、あのときは“生きるため”だった。

新しい弁護士に相談して、自己破産の準備を始めた。
「努力したの、分かりますよ」と言われて泣きそうになった。
半年ぶりに、人として扱われた気がした。

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💀 5. 電気が止まり、家に警察が来た ― 5月〜6月

仕事にも行けなくなった。
家に営業担当と警察が来て、「安否確認です」と言われた。
“生きててごめんなさい”って思った。

電気もガスもスマホも止まった。
—— 何も残らなかった。

でもTwitterだけは繋がってた。
「わかる」「うちも水道止まった」ってリプが、唯一の生存確認だった。

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💋 6. 夜職デビュー ― メンエスと風俗の狭間で

「もう夜しかない」と思った。
昼職は続かない。履歴書の空白も怖い。

8月12日、風俗の面接。
笑われて、泣いた。でもOKだった

最初の実技指導は地獄だった。
でも、お客さんが「ありがとう」って言ってくれた。
その言葉で少し救われた。

それでも、自分を嫌いになる夜は多かった。

🏚️ 7. 夜逃げと再出発 ― 9月〜10月

9月。
スマホが止まり、インコールできず。
SwitchとiPadを売った。
電気が止まり、水シャワーを浴びた夜、
「生きてる？私？」ってポストした。

10月。
家賃4ヶ月滞納。
「退去費80万」と聞いて笑った。
「無理ゲーすぎｗ」

夜逃げした。
今は寮暮らし。
シャワーが出て、ご飯が食べられて、布団で眠れる。
それだけで幸せ。
強くなったのか、壊れたのか、もうわからない。

🌙 8. それでも、生きる

借金垢って、地獄の中で笑ってる人たちの集まり。
でも、みんな優しい。
「生きてるだけで偉い」って言い合える。

今も完璧じゃない。
夜職をして、破産手続き中で、未来は白紙。
でも、「今日も死なずに済んだ」。
それだけで、十分だと思える。

💬 最後に ― 昔の私へ

「借金しても、あなたはクズじゃない」
「破産しても、終わりじゃない」
「生きるって、逃げながらでいいんだよ」

もう少ししたら、笑える日がくる。
ほんとに。