加山雄三のホテル経営失敗で20億近く借金をした過去の話がタメになる

加山雄三さんが2022年限りでコンサート活動から引退することを発表しました。7月15日に放送された「くにまる食堂」で、その大きな決断の背景やデビュー当時のエピソード、そして莫大な借金の返済生活について語りました。

デビューと影響

加山雄三さんが芸能界に入ったのは、俳優の父・上原謙さんの影響が大きかったと言います。

しかし、最初は父から激しい反対を受けたそうです。

「親父に相談したら、ものすごい勢いで反対された。でもやりたい気持ちが強くて『俺やるよ』と言ったら、親父は『自分で蒔いた種は自分で刈り取る』と許可してくれた」と回想しました。

若大将としての成功

加山さんは「若大将」として銀幕デビューし、「君といつまでも」が大ヒットしました。

しかし、当時の自分自身は「いつ倒れるかわからない」と不安に思いながらも、土下座して借金を返すなど、努力を重ねました。

「悪いことは全部自分のせいにし、良いことがあったときは感謝する」との心構えで、様々な困難を乗り越えてきたと語ります。

パシフィックホテル茅ヶ崎の倒産

加山さんの家族は神奈川県茅ヶ崎で「パシフィックホテル茅ヶ崎」を経営していましたが、経営に失敗し、23億円（最終的には17億円）の負債を抱えました。

加山さんは「国税局に行って頭を下げ、10年かけて完済した」と、苦労の末に借金を返済した経験を振り返りました。

苦労と成功

「働いて返した」と語る加山さんは、「本当に卵1個を夫婦で分けて食べることもあった」と、苦しい時期を支えた妻・松本めぐみさんへの感謝を述べました。

「妻がいなかったら今の俺はない」と、妻の支えが借金返済の大きな力となったことを強調しました。

卒婚報道と家族の絆

2014年には、加山さんと松本さんが卒婚状態にあることが報じられました。松本さんはアメリカで暮らし、加山さんは日本に留まりながらも、二人は毎日電話で話すなど、強い絆を保っています。

これは、将来のためにグリーンカードを取得し、その維持のための別居生活だったことが明らかになりました。

子供たちの活躍

加山雄三さんには4人の子供がいます。長男の池端修宏さんは花火師および映像作家として、長女の梓真悠子さんは料理研究家として、次男の加山徹さんは俳優として、次女の池端えみさんは女優としてそれぞれ活躍しています。

加山さんは子供たちが自立し、各分野で成功していることを誇りに思っています。

引退の理由

加山雄三さんは引退の決断について、「入り口があったら出口があって、その終わりはきちっと決めたほうがいい」と語り、「まだちゃんと歌えるうちに引退を決めるのがスッキリする」と述べました。

85歳という年齢に対しても、「もう85歳だもんね。親父が82歳で亡くなったので、それよりも3歳長生きしている」と、健康に感謝する気持ちを示しました。

まとめ

加山雄三さんの人生は、輝かしい成功と多くの苦労が交錯しています。彼の強い信念と家族に対する愛情が、彼の芸能生活を支えてきました。コンサート活動から引退するものの、今後の活躍にも期待していきたいですね！