【実話】全財産1円、借金318万円。週7労働で心も身体も壊れた——それでも、生きている理由

🔹この記事でわかること

• 借金318万円、全財産1円まで追い詰められた実話
• ブラック労働・過労・精神疾患で人生が崩れていく過程
• それでも「生きる」を選んだ理由
• 借金生活で感じた“孤独と希望”のリアル

1｜借金生活のはじまり：気づいたら、人生が壊れていた

今、俺には借金が318万円ある。
そして全財産は1円。

財布の中には何もなく、
通帳を見ても数字がほとんど動かない。
スマホの残高アプリを開くと、「残高：1円」。
その表示を見て笑った。
泣きながら、笑ってた。

どこで間違えたのか、もう思い出せない。
気づいたら、毎日が“終わらない夜”みたいだった。

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2｜週7勤務、44時間連続労働。睡眠時間は1週間で10時間

仕事はトラックの運転手。
週7勤務、休みなし。
1週間で寝たのは10時間にも満たない。

仕事が終わらない。
荷物を下ろしても、次の積み込みが待っている。

44時間ぶっ通しで働いた日の夜、
居眠りで縁石にぶつけた。
上司は「次は気をつけて」で終わり。

事故を起こしても、会社は回る。
でも俺の心は、そこで完全に壊れた。

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3｜過労とタバコと喘息。身体が悲鳴を上げた

仕事の合間に吸うタバコだけが、
唯一“落ち着ける時間”だった。

でもそのタバコで、喘息が悪化した。
夜中に咳が止まらなくて、
息を吸うたびに喉がヒューヒュー鳴る。

吸入器は切れている。
病院に行くお金もない。

「死んでもいい」って思いながら、
コンビニの前でタバコを吸った。
あの夜、空はやけに綺麗だった。

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4｜「あと何日生きられるか」を計算する毎日

給料日は13日。
でも、その日までのカウントダウンが地獄だった。

電卓を開いて、
「あと7日、1日あたり58円で生きろ」
そうやって自分に命令する。

58円でできることなんて、ほとんどない。
パン1個か、タバコを我慢するか。
どちらにしても、明日は遠すぎた。

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5｜「もう無理」と言いながら、やめられなかったギャンブルとFX

借金の一部は、FXとパチンコの負けだ。
最初は「少しでも増やせれば」と思って始めた。
でも、気づけば給料を丸ごと突っ込むようになってた。

チャートを見つめながら、
「ここで上がる」「次は下がる」
って、祈るようにクリックする。

結果はいつも同じ。
マイナスの数字が並び、
「もう終わった」と呟く夜。

でも次の日、またやってしまう。
依存って、負けても止められない。

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6｜“全財産1円”になった夜

10月、残高を見たら「1円」だった。

それをスクショして、
SNSに「今までありがとうございました」と投稿した。

あれは遺書みたいなものだった。
本気で終わらせたかった。

でも、死ねなかった。
朝になってアラームが鳴って、
また会社へ行った。

「まだ、生きてる」
そう呟いた瞬間、
自分が少しだけ情けなくて、少しだけ誇らしかった。

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7｜孤独とSNS——誰も助けてはくれないけど、誰かが見てくれている

SNSだけが俺の居場所だった。

「大丈夫？」ってコメントがつくたび、
少しだけ心が軽くなった。
でも、その“少し”が続かない。

夜になると、また投稿を消す。
「もう無理」「ありがとう」
その繰り返し。

けれど、画面の向こうに誰かがいる。
それだけで、生き延びていられた気がした。

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8｜生活保護の窓口の前で、立ち尽くした

「生活保護、申請すればいい」
そう言われた。

でも、窓口に行けなかった。
“助けてください”という一言が、出なかった。

プライドなんてとっくにない。
それでも、あの瞬間、
完全に“人として負けた気”がした。

誰にも頼れないのに、
頼る勇気も出ない。

これが、本当の孤独なんだと思った。

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9｜母の一周忌と、罪悪感

10月21日。母の一周忌だった。

花も線香も買えなかった。
コンビニで一番安いおかきを買って、仏壇の前に置いた。

「ごめんな」
それしか言えなかった。

母は生前、「お前は優しいけど、生きるのが下手だね」と言っていた。
その言葉が、今でも胸に突き刺さる。

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10｜人生のロスカット

FXで負けた投稿を見て、
「こっちは人生のロスカット」って書いたことがある。
冗談に見えて、本気だった。

金を失うのはまだいい。
でも、“希望”を失うと、
人生ごとロスカットされる。

借金が増えるほど、希望が削られる。
心がどんどんマイナスになる。

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11｜それでも、息をしている

今も、肺が痛い。
息を吸うたびに、胸の奥が焼けるように苦しい。

夜、寝る前に天井を見ながら思う。
「明日、生きる理由、あるかな」

でも、スマホを開くと犬の動画が流れてくる。
その瞬間、少しだけ笑える。

——それで十分だと思った。
今日も生き延びた、それだけでいい。

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12｜“終わり”ではなく、“生き延び”の記録

俺はたぶん、成功なんてしない。
借金が減ることも、奇跡も起きない。

でも、この文章を読んでいる誰かが
「こうはなりたくない」って思ってくれたら、
それでいい。

俺の失敗が、誰かの防波堤になるなら、
意味がある。

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🔸いま借金で苦しんでいるあなたへ

本当に限界を感じているなら、
「助けてください」って言ってほしい。
俺が言えなかったその一言が、
あなたを救うかもしれない。

どんなに小さくてもいい。
声に出すことが、最初の一歩だから。