任意整理後、ブラックリストに載るまでの期間、解除されるまでの期間とは

この記事では金融ブラックリストに載るまでの期間や実際にブラックリストに載った後の期間について記載しています。実際にこのブログでは任意整理を勧める事も多いです。任意整理の際のデメリットで「ブラックリスト」という物が有るので今回は紹介していきたいと思います。

金融ブラックリスト＝「信用情報機関に事故情報登録」

任意整理・個人再生・自己破産・差し押さえ等で金融機関からブラックリストに載るというのは下記のいずれかに自分の事故情報が載ってしまう事になります。

・株式会社日本信用情報機構
・株式会社シー・アイ・シー
・全国銀行個人信用情報センター

この各信用情報機関は事故情報の保有期間を決めています。またこの事故情報は共有される事で、金融ブラックに乗ると借入が出来なくなるという仕組みになっています。

ただしずっとブラックな訳ではありません

一度ブラックリストに乗ったら人生ずっとブラックリストに載っているというわけではありません。

一定期間が過ぎると事故情報がブラックリストから削除される為です。このブログで紹介している「債務整理」には、【任意整理・個人再生・自己破産】の３つがありますが、上の3種類のどれを選ぶかでブラックリスト登録期間は異なる事が知られています。

債務整理後にブラックリストに登録されるタイミングとは

任意整理

任意整理ではブラックリストに登録される事になるのは各種借入先の金融機関等との和解成立後となります。

和解には場合によっては時間がそこそこかかります。概ね8ヶ月から12ヶ月後になる事が多い為、そこから逆算して5年間の間はブラックリスト入りすることになります。

個人再生

個人再生において、ブラックリストに登録される事になるのは債務が整理されたタイミング

要するに裁判所で個人再生の開始決定がされたタイミングとなります。概ね8ヶ月から12ヶ月後になる事が多い為、そこから逆算して5年間～10年の間はブラックリスト入りすることになります。

自己破産

自己破産において、ブラックリストに登録される事になるのは裁判所に免責許可決定を受けたタイミング

要するに債務が整理されたタイミングになります。

概ね8ヶ月から12ヶ月後になる事が多い為、そこから逆算して5年間～10年はブラックリスト入りすることになります。

信用調査機関ごとの登録期間

加盟している信用調査期間によって事故情報の登録期間が異なります。
それぞれの信用調査機関ごとの登録期間をホームページを参考に簡単に記載していきます。

株式会社日本信用情報機構

JICCのホームページから引用すると「契約継続中及び契約終了後５年以内」とされています。

【ポイント】
債務整理種類にかかわらず登録期間は全て５年

株式会社シー・アイ・シー

CICのホームページでも同じく、登録期間は、「契約期間中及び契約終了後５年以内」と記載が有ります。

【ポイント】
債務整理種類にかかわらず登録期間は全て５年

全国銀行個人信用情報センター

KSCのホームページでは5年から10年と記載が有ります。

【ポイント】
任意整理：５年
個人再生及び自己破産：１０年

まとめ　金融ブラックリストに載ると任意整理以外は10年かかることもある

債務整理の場合は、登録された機関によって異なりますが
概ね５年〜１０年の間、ブラックリストに載ると考えて良いです。

債務整理を行うか否かは、「あなたがこの金融ブラックリストに載り5年から10年の間、ローンやクレジットカードを作成したりできなくなるというデメリット」と「今の借金が減るまたは無くなる」というメリットを比べた結果、メリットの方が大きいと判断するのであれば任意整理をすべきだし。そうではないと思うのであれば任意整理はするべきではないと判断します。

まずは無料で弁護士に相談してみるのが一番早いかも知れません。