さだまさしが借金28億円を抱える事になった映画とはその返済の物語

この記事ではシンガー・ソングライターのさだまさしさんが、20代で背負った35億円の借金について詳しく紹介していこうと思います。

借金の原因は映画「長江」の製作

さださんは、28歳の時に28億円の借金を抱えることになりました。

当時の高金利の影響で、最終的な返済額は35億円以上にも膨れ上がりました。借金の原因は、中国を舞台にしたドキュメンタリー映画「長江」の製作でした。

この映画は、さださんの父親が生まれ育った中国に対する興味から、3200キロもの移動をしながら2年間をかけて撮影された超大作でした。

しかし、製作費の見積もりミスにより、莫大な借金を背負うことになりました。当時のスタッフに呼ばれて、茅ケ崎のレストランで借金の額を見せられ、「これ何？」と聞いたところ「借金」だと告げられ、さださんは大変なショックを受けました。

借金の詳細と返済

さだまさしさんは、コンサートで得た収益を全て借金返済に充てる生活を送りました。

映画「長江」の撮影には、中国の奥地での撮影権料や空撮のための中国空軍の使用など、多額の費用がかかりました。最終的に借金の返済には30年かかりました。

借金を抱えたことで、さださんは前人未踏の4537回ものコンサートを開催し続けました。

この回数の多さは、映画製作で背負った借金を返済するためのものでした

すばる

言動力は借金だとYOUTUBEの過去の動画でも語っていました。

借金返済の影響と今後の展望

さださんは、もし映画を撮っていなければ今頃大金を持っていたかもしれないと語りますが、当時の経験があったからこそ、現在の自分があるとも述べています。彼は、「もしも借金をしなかったら、バブルで引っ掛かっていたかもしれない」と笑いながら振り返ります。

さらに、さださんは「1本映画を撮りたい映画がある」とも話し、その夢を実現するためには「自前のお金ではやらない」と冷静な判断をしています。

さだまさしの音楽への情熱

さだまさしさんは、音楽家として50年以上のキャリアを持ち、4500回以上のコンサートを開催しています。彼の楽曲は600以上あり、その中には「償い」や「風に立つライオン」など、教科書にも掲載される名曲が含まれています。

すばる

借金の経験がさだまさしさんの人間としての深みの部分を出しているそんな気がします。